東吾妻町地域公共交通計画を策定しました
本町では、東吾妻町第2次総合計画(前期基本計画)に掲げている「住⺠が誇りを持って暮らすまち 〜東吾妻 きみと あなたと〜」の実現を⽬指し、各種施策を進めており、その中の重点施策の⼀つである「持続可能な公共交通ネットワークの再構築」を実⾏することにより、快適に暮らし続けられる地域社会の実現を⽬指しています。
また、国では「地域公共交通の活性化及び再⽣に関する法律」が改正され、既存のバス路線だけでなくスクールバスや福祉バスを含めた多様な交通資源の総動員による「地域公共交通計画」等の制度が新たに位置づけられました。
このような中、町では令和2年度より、町内の路線バスと⼩中学校のスクールバスを連携させた運⾏⽅法として、坂上地区において新たな輸送サービスの試験運⾏を開始しました。これをモデルに町内全域へ波及させ、より使いやすく便利な公共交通体系の実現を⽬指しております。このたび、町の公共交通の利便性向上や再編を⽬指し、町が進むべき公共交通のマスタープラン(地域公共交通計画)を策定しました。
基本理念とその達成のための基本方針及び目標
基本理念とその達成のための基本方針及び目標は以下のとおりです。
基本理念
多世代をつなぎ、地域の暮らしを支える公共交通
基本方針1 地域資源である各種移動サービスをを総動員した公共交通体系の構築
路線バスに加え、スクールバスや社会福祉協議会が運営する福祉バス等、あらゆる移動⼿段を総動員し、町⺠のニーズに基づく暮らしやすい公共交通体系への⾒直しを⾏います。
特に、坂上地区で開始されたデマンドバスについては、その課題を共有し、町内他地域での必要な区域に導⼊を⽬指します。
・⽬標1 あらゆる移動サービスを⼀体的に再構築し、多種の移動⼿段を確保
・⽬標2 町内外の移動サービスを結ぶターミナル機能の構築
基本⽅針2 「おでかけ」したくなる魅⼒的な公共交通 により多世代交流と協働を促進
バス待ち環境、乗換環境の快適性を向上させ、利便性の⾼い公共交通施設の確⽴を⽬指します。
また、まちの魅⼒的な情報の発信により、町内の移動⼿段として公共交通の利⽤による「おでかけ」を促し、多世代交流・協働を推進します。
・⽬標3 「おでかけ」⽬的を明確にした情報発信による利⽤促進
・⽬標4 利便性の⾼い公共交通施設整備・しくみづくり
基本⽅針3 公共交通を軸とした、ゆとりある 地域の暮らしを実現する拠点づくり
地域の抱える課題解決を⽬的とした魅⼒的な地域拠点を整備し、ゆとりある地域の暮らしの実現を⽬指します。各地の移動拠点には暮らしの要所となる機能を整備し、地域での暮らし・交流の中⼼となりうる施設を整備します。
・⽬標5 地域の暮らしを⽀える地域拠点づくり
基本⽅針4 持続可能な公共交通体系の構築
限りある資源を有効に活⽤するため、利⽤者に対する適切な情報発信、利⽤者ニーズの収集を推進し、将来に渡り維持が可能な公共交通体系の構築を図ります。また、バスの乗り⽅教室・イベントの実施や、利⽤補助の充実により公共交通利⽤のハードルを下げ、利⽤促進を図ります。
・⽬標6 誰もが使いやすい公共交通の推進
・⽬標7 モビリティマネジメントの実施
計画等のデータは以下のとおりです。
・東吾妻町地域公共交通計画【概要版】(PDF/5MB)(PDF/5MB)
・東吾妻町地域公共交通計画(PDF/11MB)
・東吾妻町地域公共交通計画【資料編】(PDF/3MB)
本計画の策定にあたり
本計画は、国土交通省所管の令和3年度地域公共交通確保維持改善事業補助金を活用しつつ、法定協議会である東吾妻町地域公共交通活性化協議会での協議結果を踏まえ策定しました。
また、併せて実施したパブリックコメントでも数多くの意見をいただきました。詳細は、以下よりご確認ください。
今後の本計画の推進について
本計画の基本⽅針に基づく施策と⽬標の達成状況の評価は、東吾妻町地域公共交通活性化協議会が実施し、施策と事業の進捗状況を毎年度モニタリングします。モニタリングにあたっては、公共交通利⽤者数の定期的な調査や、意⾒交換会、アンケート調査などの意⾒聴取を適宜実施し、施策の効果について検証を⾏います。
併せて、本計画で進める地域公共交通の維持・改善を継続的に実施するため、計画⽴案、実施、評価、改善のPDCAサイクルを繰り返し実施いたします。
事業評価結果の公表について
計画期間中に実施される事業評価につきましては、取りまとめ次第、結果を公表いたします。
お問い合わせ先
企画課
電話番号: 0279-68-2111 ファクス: 0279-68-4900