【7月】

　岩櫃城跡が国指定史跡へ

　6月21日、国の文化審議会から文部科学大臣あてに、「岩櫃城跡」を国指定史跡とするように答申がなされました。

　岩櫃城跡は、県内の中世城館でも最大規模を誇り、複雑な縄張りなどの保存状況も極めて良好で、廃城時の様子をよく留めているため、武田氏、真田氏の領国支配のあり方や東国の戦国時代史を考えるうえで、極めて重要な城跡として評価されました。

　町のシンボルである岩櫃城跡は、自然に囲まれ四季によって雰囲気ががらりと変わり、休日には観光地として賑わいます。町のイベントでも頻繁に利用しています。

　国指定史跡となった後は、より多くの観光客の来訪も見込まれ大きな活力となることでしょう。これを機に、改めてみなさんも岩櫃城跡まで登られてみるのはいかがでしょうか。

 

　八ッ場ダム打設完了式典

　6月12日に八ッ場ダム打設完了式典がダム右岸側の川原湯湖畔公園駐車場で執り行われました。国や県、地元、下流都県の関係者ら230名が節目を祝いました。

　67年前に計画され、反対運動や工事の一時中断など紆余曲折してきたダム建設。2016年6月からコンクリート打設に取りかかり、24時間体制で進められ3年がかりで完了しました。

　仮設備の撤去などを終えた後、試験的に水をためて健全性を確認するなどして、来年3月の完成を目指しています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                      　　　東吾妻町長　中澤恒喜