平成30年1月分

新春を迎えて　

　新年あけましておめでとうございます。ご家族お揃いで輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
　昨年2回めとなる「岩櫃城フォーラム」を開催し、多くの歴史好きや山城ファンに来場いただきました。岩櫃城跡は山城として当時そのままに残っている貴重な史跡と伺い、あらためて国指定へ向けての取り組みを推し進め、町の活性化につなげたいと思いました。
　上信道工事に係る発掘調査により、四戸では綺麗な奈良三彩の壺が、唐堀では遮光器土偶が出土しました。国指定重要文化財のハート形土偶も郷原の出土品であり、当町には古くから人々が暮らし、高い文化を形成していました。昨年「土偶シンポジウム」も開催しましたが、今後も土偶を通じ、町の魅力を“発掘”し発信していきます。
　杉並区を通じた縁で六月には台北駐日代表が来町され、台湾で「基隆聖人」と呼ばれた石坂荘作さん（明治三年原町生まれ）の話を交わしました。台湾基隆市で事業に成功し、私財で夜間学校や図書館を開設。無償で学ぶ機会を提供し、地元民から大変慕われたそうです。この古くからの友好の絆を今後の文化交流へと発展させたいと考えます。
　坂上・岩島・原町保育所を統合するため、原町幼稚園隣接地に保育所の新築を予定しています。新原町保育所とあづま保育所では0～2歳児を受け入れます。幼稚園は5園とも来年度から「幼稚園型認定こども園」へ移行します。認定こども園は幼稚園と保育所両方の機能を併せ持った施設で、継続して長時間利用が可能となり、子育て支援サービスの充実につながります。また子育て支援の一環として、給食費の無料化も実施いたします。
　4月からは新たに東吾妻町第2次総合計画がスタートします。皆様からいただいたご意見や様々な施策を計画の中にしっかりと位置付け、総合戦略の各事業とも合わせ取り組んでまいります。これまで同様、町民皆様のご意見を尊重し、議会と連携しながら職員と共に英知を結集して「住民が誇りを持って暮らすまち」を実現できるよう町政に邁進します。
　結びに、本年が町民皆様にとって健康で幸多い年であることを心から祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。

祝！成人

　1月7日、平成29年度成人式が開催されました。新成人の門出を迎えられた150名の皆様、ご家族様には、心よりお慶びを申し上げます。
　また、実行委員の皆様には、準備から当日の運営まで忙しい日程の中でご苦労いただき、敬意と感謝を申し上げる次第です。誠にありがとうございました。
　少子高齢化社会の今、みなさんの発想力・実行力など、若い力が必要とされております。そして、みなさんのがんばりが私たちの励みになり、より大きな活力となってこれからの町づくりに活かされてまいりますので、日々、研鑽を積み上げて精進いただき、将来の担い手として大きく育っていただけることをご期待申し上げます。

 

平成30年新年互礼会

　1月9日、新年互礼会をコンベンションホールにて開催いたしました。
　行政関係者や各種団体の代表者など町内外から大勢のお客様をお迎えし、互いに挨拶を交わし新年の門出をお祝いしました。今年は原町こだま会様のご厚意により、美しいコーラスで花を添えていただきました。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。